屋外広告士試験合格に向けて③ 法規の出題傾向

屋外広告士過去8年の傾向法律2023

屋外広告士試験合格に向けて③ 法規の出題傾向

前回は、最も効率よく合格するためには、日広連の出している過去問4年分を掲載した問題集を徹底的に解いて、補足的に屋外広告の知識3冊の参考書の適切な場所を学習することだと申し上げました。

さて、まずは本年度の最新の合格状況を確認してみましょう。今年は、964名が受験して合格者は265名で合格率は27.5%となり、前回の22.1%から5.4%ほど増加し、およそ4人に1人合格する数値となりました。この10年で平均的な合格率と言えます。

実技については一般的にデザインで受けた方が有利という意見が多いですが、設計で受ける場合は柱の寸法さえ間違えなければ(減点30点なので間違えるとほぼ落ちますが)、逆にかなり高い確率で合格すると思います。その傾向は、今年も同じように思います。

それでは、法規の問題の概要に入りましょう。添付の表のように、法規の出題傾向はこの10年以上ほぼ同じです。最初の5問は屋外広告物法、次の4問が屋外広告物法ガイドライン、そして残りの6問が関連法規で景観法、建築基準法、道路法、建設業法、労働安全衛生法、行政代執行がほぼこの順番で1問ずつ出題されます。今年は最後の問題が行政代執行だけでなく、複合問題となっていましたが、2年前にも同じように出題されています。この中で比較的優しいのは、屋外広告物法1問目、ガイドライン1問目、建築基準法、行政代執行となります。

法規の問題は簡単な問題が少なく、せっかく2択に絞ったのにそこで間違えてしまうケースもあります。次回は、具体的な問題を解いていきましょう。