屋外広告士合格に向けて㉔ 設計・施工実技 袖看板 側面にブラケット

ブラケットが壁面の側面に付いている袖看板

ブラケットが壁面の側面に付いている袖看板

昨年の設計・施工実技の問題は袖看板でしたが、ブラケットが建物の正面ではなく、側面に設置されているもので初めての出題となりました。皆さんかなり驚いたことと存じます。特にアンカーボルトのせん断力の計算は、今までと異なり、アンカーボルト8本に均等にかかるものではなく、壁面から離れた4本にかかると考えることができないと正解できない難問でした。

それでは、過去問集の解答を解説していきます。まずは(0.90m+1.00/2m)の部分ですが、0.9mは左側のアンカーボルトから看板までの距離で、左右アンカーボルト間0.3m+右アンカーボルトから壁外側の距離0.3m+壁から看板右側までの距離0.3mです。
次に1.00・2mの表現は看板の左右中央に集中荷重がかかるということで、幅1m÷2で、500mmの意味です。上下のアンカーボルト間の距離2mとは関係がありません。
従いまして、看板の集中荷重の位置から左アンカーボルトまでの距離が(0.90m+1.00/2m)の意味となり、1.40mとなります。
この距離1.40mに広告板重量2.7kNをかけると左側アンカーボルト合計4本にかかる曲げモーメントが出ます。2で割っているのは、一つのブラケット(例えば上のブラケットの外側のアンカーボルト2本)にかかる曲げモーメントとしています。これが、(2.70kN/2か所)の部分です。
そして、これを左右のアンカーボルト間0.30mで割って、さらに2で割ると外側アンカーボルト1本のせん断力が出ます。これが(0.30mx2本)の部分です。
ブラケットが壁面の正面に設置している従来のせん断力は、アンカーボルト8本に均等に鉛直方向にかかる計算方法でしたが、横に設置してある場合は曲げモーメントから計算をして、外側のアンカーボルト4本にかかる計算方法となっています。
考え方がうまく理解できない場合は、計算方法を暗記してしまうことをお勧めします。