屋外広告士試験合格に向けて㊹ 設計・施工実技

設計施工 実技16年分 2026

屋外広告士試験合格に向けて㊹ 設計・施工実技

設計・施工実技試験の過去16年分の傾向

「絵心もないし、かと言って設計とかやったことない」。そんな理由で、実技試験をデザインで受けるか、あるいは設計・施工で受けるか、迷う方は多いと思います。今回は、設計・施工の実技について解説します。設計・施工の実技の場合、自立看板であれば柱の寸法、袖看板であればアンカーボルトに生じる最大応力を求めることができれば、個人的な感想ですがほぼ合格すると思います。この部分の配点が30点あり、60点以上で合格ですので、逆にできないとかなり苦しくなります(途中点もあるのであきらめないこと)。

〇過去16年のうち、自立看板が12回、袖看板が4回出題されている。

〇平成28年までは自立看板のみ出題されていた。

〇平成29年以降の9年間では、袖看板が4回出題されている。

このように、近年は自立看板と袖看板が比較的交互に出題される傾向にあります。そう考えると、今年、令和8年度は自立看板と推定されます(袖看板の対策も必要です)。

〇自立看板には、1本柱・2本柱、看板1台・2台、看板が柱の中央にある・片側にあるというバリエーションがありますが、計算方法はほぼ同じです。

注意点は3つ

①柱が長方形の場合、過去の図面では断面係数はZxを選ぶこと(2本柱は長方形の傾向大)。

②柱が2本の場合、必要断面係数nZを求める時に、曲げモーメントを2で割ることを忘れないこと。

③必要断面2次半径niから柱の部材を選んだ後、必ず断面係数Zxで確証計算を行うこと。

〇袖看板は、鉛直方向の長期荷重(自重)は、各ブラケットの上2本のアンカーボルトで受けて、水平方向の風荷重は、各ブラケットの風上側の2本のアンカーボルトで受けると考えるとわかりやすい

〇袖看板は、引抜力を求められなくても、せん断力だけでも求めることができれば途中点をもらえるのであきらめないこと。

〇令和5年のブラケットが側面に付いている問題は非常に難しいので、解答を丸暗記するくらいのつも  りで取り組む。

かなり専門的になってしまいましたが、この部分を乗り越えれば、デザイン実技よりも合格の基準がはっきりしている分、努力の効果を実感しやすいのです。