屋外広告士試験合格に向けて⑦ 設計・施工 概要

設計・施工 令和元年〜4年 出題傾向 (3)

今回より設計・施工の問題解説に入ります。法規と並んで合格が難しい科目です。まずは添付の出題傾向を見ましょう。15問ある問題のうち、最初の2問と最後の2問の計4問が計算問題になる傾向にあります。15問のうち9問正解で正答率60%の合格ラインとなるので、計算が苦手な方もこの4問を最初からあきらめると合格は厳しくなります。2,14,15問目は解けるようになるのにかなり時間がかかるのですが、1問目は比較的容易に解くことができます。また、2,14,15問目も4つの選択肢をあるテクニックを使えば2つに絞ることができるので、あきらめるのはもったいないのです。

一方、暗記問題の中央3〜13問目の11題は、ほぼ以下の順番で出題されます。材料2問・屋外広告物に作用する外力・鉄筋コンクリート2問・溶接・高力ボルト・点検・鉄骨構造・安全管理の順番で出題されます。ここは計算問題ではなく知識が問われるので、問題集をきちんと解いて暗記していれば、正解率は非常に高くなります。溶接については屋外広告の知識第4次改訂版177〜185ページを、高力ボルトについては170〜176ページを熟読しておけば確実に解くことができます。

次回は、設計・施工の1問目について解説を行います。

設計・施工 令和元年〜4年 出題傾向 (3)