大田区西馬込のマンションの入口の改修に伴い、ステンレス
切文字の取り付けを行いました。設置する相手は、最近の
はやりとも言えるごつごつした壁材です。こちらに、細い
ステンレスの切文字を少し浮かせて取付ます。つまり、ピンの
ようなものが文字の裏側に立っているのです。従いまして、
そのピンの位置ぴったりに穴をあける必要があります。ごつ
ごつしているところや石材の切れ目などに当たると、ドリルの
先端が中心をとらえることができないこともあります。石材を
割らないように、振動ドリルやハンマードリルではない、
特殊な工具で穴を開けます。看板屋は、引き渡しの直前、
全ての工事の最後に入ることが多いので、失敗しないよう、
いつも背水の陣で臨むのです。